木材チップのご紹介
木材チップの原料
切削チップの大半は、山林から伐り出される間伐材などのうち、曲がっているなど形状的・質的に劣って建築用などには使えない原木を原料にしています。(間伐材はすべて産地が証明できる合法伐採材です。)また、製材の際発生する残りの端材なども切削チップになります。
この他、道路工事や建設工事に伴い障害木となった原木や、家屋の解体で生まれる廃材のうち柱や梁、桁など太くて塗装などがされていない無垢材なども原料となります。
破砕チップは、家屋の解体で生まれる廃材のうち、切削チップにはできない細かいものや、道路工事や建設工事に伴い障害木となったもののうち幹以外の根株や枝が主な原料となります。(詳しくは木くずリサイクルをご覧ください。)
木材チップの生産工程
STEP1 原木分別
チップの原木には、針葉樹(松、その他)、広葉樹と分別します。チッパー(切削破砕機)に入る木の大きさは長さ3m以内、直径60cm以内です。
STEP2 剥皮-破砕
原木の樹皮(バーク)をむきます。ここで発生した樹皮はシュレッダーへと運ばれ、バーク堆肥用材となります。
バーカーによって樹皮をむかれた原木はチッパー(切削破砕機)に投入されて、チップができます。
STEP3 選別-完成
チッパーにかけられたチップはここで大きさを選別し、定格サイズのチップは工場外のチップヤードへと運ばれます。また定格サイズオーバーのチップはリチッパーへと運ばれ、もう一度切削破砕され、定格サイズのチップに仕上げます。
バーカーで発生した樹皮をシュレッダーにかけ、バーク堆肥用材に適したサイズに破砕されます。