私たちは、持続的な林業経営、すなわち森林からの恩恵に対し敬畏 を思うと同時に、林業による積極的な生産活動が継続的に行われる ことこそが、森林資源を護っていくことであると考えます。
Wood Chip
弊社チップ工場には山から搬出された木、家などを壊したときにできる木くず(解体材)、道路建設時などに発生する支障木(幹・枝・根株など)などが運ばれてきます。その量は年間約3万トン。このうちの大半は間伐された木材です。人が植えたスギやヒノキなどの人工林は、伐採期を迎えるまで成長が遅い木や曲がっていて建築には使えないような低質木を計画的に間伐することが健全な森を維持するために必要です。こうして木材チップは紙、電気エネルギー、その他の用途に使われることで森林を育んでいます。
広葉樹販売
日本には『木』と呼べるものは数千種類あるといわれています。
その中でもヒノキ、ケヤキ、トチなど、高級材として扱っている以外の広葉樹を私たちは『雑木(ぞうき=ざつぼく)』と呼んでいます。
しかし、その木が高級材であるか否かは木材として利用する人間が決めたに過ぎません。
弊社チップ工場には原料となる針葉樹、広葉樹ともに多くの種類の木材が入荷してきます。その量は年間約27,000m3。
それらは形状的・質的に見て劣る(細すぎる、曲がりが多い、柔らかい、など)ことが多いため「用材」としては役に立たない木として、大半は木材チップになっています。
しかし、私たちは考えます。「これら低質材とみなされてきた木にも、銘木に劣らない、実に多くの色と肌触りがある。それをもっと知ってもらいたい、そしてそれぞれが持っている自分の木の個性、特徴を寄せ集めることで銘木だけでは成し得なかったユニークな風合いが醸し出せるのではないだろうか?」十把一絡にチップ化するだけではなく、敢えてそのままを素材として付加価値のある何かに使いたい。私たちは、これらの「雑木」と呼ばれていた広葉樹を再評価してもらおうと考えています。
木の辞典
飛騨南部(下呂市金山町、馬瀬)を中心に、郡上市和良町、明宝などの山林や里山で見ることのできる樹木です。
この周辺は暖温帯と冷温帯の境目に当たるため多種多様な樹木を見ることができます。
観天望気
weather
山を見れば
天気がわかる
観天望気(かんてんぼうき)とは、自然現象や生物の行動の様子などから天気を予想することわざのようなものです。古来より山や海の仕事に携わる人々が経験的に体得し使ってきました。
もちろん俗説のようなものもあり、公式な天気予報に代替できるものではありませんが、湿度や雲の構成などから正確性が証明できるものもあります。
海や山での天候の急激な変化や、局地的な気象現象をつかむための一つの手段として知っておいたらいかがでしょう。ここでは主に岐阜県内で言い伝えられている観天望気を紹介します。
人生を共に
できる家具
モクターブは岐阜県産材広葉樹の無垢材で家具をつくるインテリアブランドです。日本の豊かな森をそのまま家具にしたかのようなオリジナルデザインと家具職人の技術で形にしました。