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今日まで日本においては、木の枝葉や樹皮などの大半が廃棄物、材木(幹)の部分も質的に劣る部位は切り取られ、かなりの量が木くずとなっており、総体的には、森林に立っている状態の木の約10%しか木材として利用されていないと言われています。また、長い間人間の役に立っていた材料としての木もその後解体され、再利用されることなく焼却されていました。森林、とりわけ樹木はCO2の固定装置及び貯蔵庫として地球温暖化防止に大きな役割を担っています。(成熟した森林の炭素収支はほぼ0ですが、若い森林は炭素吸収固定量が非常に大きいと言われています。)その炭素貯蔵庫の90%を私たちは再び大気中に放出し続けていたことになります。
私たちの目標は「ゼロエミッション」。残り90%も含め、せっかく成長してくれた樹木全てを焼却せず資源として利用します。

もうひとつ、今後森林経営を永続的に進めるための目標があります。
私たちは森林を5つの資源と考え森づくりを進めます。
1.生産のための森林資源
2.環境のための森林資源
3.憩い・休息のための森林資源
4.動植物のための森林資源
5.自然学習のための森林資源

森林には天然林と人工林があります。全く人の手が加えられていない原生林は別として、天然林も人工林も人が手を加える つまり「1」の資源を利用する林業が成立することによって初めて森林資源「2〜5」としての機能が活かされます。
森林の伐採=生態系の破壊。そう思われている方がいるかもしれません。しかし私たちは、持続的な林業経営、すなわち森林からの恩恵に対し敬畏を思うと同時に、林業による積極的な生産活動が継続的に行われることこそが、森林資源を護っていくことであると考えます。

 
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