薪の割り方

節のある薪の割り方

写真のような節や枝分かれのある丸太は、オノが刺さったり、跳ね返ってくるだけでなかなか割れません。悪戦苦闘の末、最後は「まあ、いいや。2、3年後にこのままくべれば・・・」と開き直ることもしばしば。
でもちょっとしたコツでこのような丸太も気持ちよく割れます。

まず、節(枝)の伸びている方向を下にします。(逆「Y」の字、つまり「人」の字にして立てます。)
そして節のない側(写真では左側)を割ります。ちょうどカタカナの「ト」の形の状態に立てて左側を割るわけです。なかなか割れない場合は真ん中で割ろうとせず、節から離れた場所ほど割りやすいので、左寄りから小割りするような感じでオノを入れます。

節のない面が割れたら、90度回して節のある面を正面に向け、節が真っ二つになる位置の真上を狙います。
もし、それでも割れない場合、上下反対にすると割れることもあります。特に写真の丸太のように節が上寄りに付いている場合は反対にしたほうが割りやすいこともあります。

アックス(オノ)は刃が、写真のように厚みがあって丸みを帯びたものの方が、尖っているものより横に拡げる力が強いので割りやすいです。尖っているオノは小割りや焚きつけを作るには重宝しますが、節などがある薪には刺さりやすく、刃を抜くのが大変です。